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メープルシロップ小屋

4月の末にケベック州のメープルシロップ小屋、英語ではシュガーシャック(Sugar shack)(ケベックはフランス語圏なのでキャバン シュクル(Cabane a sucre)と呼びます)に行ってきました。その様子をお伝えします!

カナダと聞いてまず目に浮かぶのは、赤と白の国旗の中にもあるメープルだと思います。カナダのメープルは、日本語では「サトウカエデ」と呼ばれ、背が高く、葉っぱも大きいので、日本の楓とはかなり違います。そして、さすがにサトウカエデと呼ばれるだけあってこのメープルから取れる樹液はとても甘く、それを煮詰めてシロップにした「メープルシロップ」はカナダのお土産の代表です。
以前は、メープルの幹にバケツをつけて、その中に溜まった樹液を馬車で集めていたそうです。これがそのなごりのバケツです。
ちょっと見えにくいとは思いますが、水がバケツの中に溜まっています。
最近のメープル林は風情もなく、パイプラインが張り巡らされ、 木の幹からの樹液を直接製造施設に送っています。

下の画像は林から集まって来た樹液を溜めるタンクです。

そして、この機械で煮詰めると、あまーい、茶色のメープルシロップが出来上がります。

多くのメープルシロップの生産者はシロップを輸出用に出したり、お店に卸したりする以外に、新鮮なシロップでお料理を食べてもらおうと、期間限定ですが、メープル林の中の小屋を一般の人に開放します。これがその小屋、シュガーシャックです。
日本人はメープルシロップといえば、ホットケーキやフレンチトーストなど、甘いものにかけて食べますよね。でもカナダ人は違うのです!ソーセージやハム、ビーンズ、な~んにでもこの甘いシロップをかけて食べるのです。それもたーーーっぷりかけるのですよ~。わたしは初めてこれを見たときには本当にビックリしてしまいましたが、今では平気になりました(笑)。慣れって恐ろしいわね。
今年は記録的に寒い冬でしたが、寒い冬の方が甘いシロップが取れるそうです。そして、雪なんかにめげているカナディアンではございません。雪の上に出来立てのシロップをのせて、水飴みたいにして食べるのが、シュガーシャックの楽しみの一つでもあるのです。
さあー、おじさんがシロップを持って出てきましたよー!

あつーいシロップをつめたーい雪の上にのせると、一瞬にしてキャンディーに早変わり!!「さあ、みんな、おじさんの真似をして!」

うちのジルは子どもの時からの慣れた手つきでキャンディーを作っとりました。

馬車からパイプラインへ。昔のような風情はなくなってしまったけれど、寒さに耐えながらも甘い樹液で人々を喜ばせてくれるメープル。カナダの長い冬の後には美しい春がやってきます。カナダの人にとってシュガーシャックは楽しい季節の始まりを意味するのです。

今でも 馬車は遊びに来た子供たちを乗せて林の中を走ってくれます。